FMDIによる伊藤忠食品のTOB(プレミア +4%)まとめ

🔄 最終更新日: 2026年9月23日

基本情報

被買収企業

伊藤忠食品(2692)

買付者

FMDI

公開買付期間

26年2月26日〜4月9日

公開買付価格

13,000円

プレミアム

+4%

買付け後の上場

廃止

公開買付けに関する経緯

2025年3月下旬〜4月上旬

  • 検討開始(伊藤忠商事側): 伊藤忠商事は、伊藤忠食品の非公開化を通じた企業価値向上を目指し、本取引の検討を開始しました。野村證券と長島・大野・常松法律事務所をアドバイザーに選任しました。
  • 意向表明書の提出と検討体制構築: 伊藤忠商事は伊藤忠食品に対し、本取引の概要を記載した提案書を提出。伊藤忠食品はこれを受け、検討・交渉・判断を行う体制を構築する旨を回答しました。

2025年4月中旬〜5月下旬

  • 伊藤忠食品の検討体制構築: 伊藤忠食品は、独立したリーガル・アドバイザー、ファイナンシャル・アドバイザー、第三者算定機関を選任。社外取締役3名で構成される特別委員会(前回特別委員会)を設置し、本取引の公正性・透明性確保に努めました。
    • 2025年4月中旬:リーガル・アドバイザー(アンダーソン・毛利・友常法律事務所)とファイナンシャル・アドバイザー(SMBC日興証券)を選任
    • 2025年4月21日:臨時取締役会で前回特別委員会を設置し、諮問事項を提示
    • 2025年4月28日:前回特別委員会が独自のリーガル・アドバイザー(北浜法律事務所)とファイナンシャル・アドバイザー兼第三者算定機関(プルータス・コンサルティング)を選任
    • 2025年5月上旬:第三者算定機関(東京共同会計事務所)を選任
  • デュー・ディリジェンスと情報交換: 伊藤忠商事は伊藤忠食品に対してデュー・ディリジェンスを実施し、前回特別委員会からの質問書に回答しました。
    • 2025年4月下旬〜5月下旬:伊藤忠商事が伊藤忠食品に対してデュー・ディリジェンスを実施
    • 2025年5月12日:前回特別委員会が伊藤忠商事に対し質問書を送付
    • 2025年5月26日:伊藤忠商事が前回特別委員会の質問書に書面で回答

2025年6月上旬

  • 協議の一時中止: 伊藤忠食品の株価急上昇を受け、伊藤忠商事は協議継続が困難と判断し、本取引に関する協議の中止を通知。伊藤忠食品も検討を終了し、前回特別委員会は解散しました。
    • 2025年6月9日:伊藤忠商事が協議中止を通知
    • 2025年6月9日:伊藤忠食品が前回検討を終了し、前回特別委員会を解散

2025年11月下旬

  • 報道による再検討のきっかけ: 伊藤忠食品の一部の株主が非公開化を提案する書簡を送付したとの報道があり、伊藤忠商事は市場環境と伊藤忠食品の状況を注視しました。
    • 2025年11月14日:伊藤忠食品の非公開化提案に関する報道

2025年12月上旬〜2026年1月中旬

  • 協議再開と再提案: 伊藤忠商事は、非公開化の必要性が一層高まっていると判断し、本取引の実現に向けた協議の再開を希望する旨を伊藤忠食品に再提案しました。
    • 2025年12月9日:伊藤忠商事が本取引に関する再提案書を提出
    • 2025年12月9日:伊藤忠食品が検討体制構築を回答
  • 伊藤忠食品の検討体制再構築: 伊藤忠食品は、再度独立したアドバイザーを選任し、社外取締役3名で構成される特別委員会(本特別委員会)を設置。前回検討の内容も参照しつつ、公正な検討体制を再構築しました。
    • 2025年12月中旬:リーガル・アドバイザー(アンダーソン・毛利・友常法律事務所)とファイナンシャル・アドバイザー(SMBC日興証券)を選任
    • 2025年12月19日:臨時取締役会で本特別委員会を設置し、諮問事項を提示
    • 2025年12月19日:本特別委員会が独自のリーガル・アドバイザー(北浜法律事務所)とファイナンシャル・アドバイザー兼第三者算定機関(プルータス・コンサルティング)を選任
  • 追加デュー・ディリジェンスと質疑応答: 伊藤忠商事は追加のデュー・ディリジェンスを実施し、本特別委員会からの質問書に回答、詳細説明と質疑応答を行いました。
    • 2025年12月中旬〜2026年1月中旬:伊藤忠商事が追加デュー・ディリジェンスを実施
    • 2025年12月26日:本特別委員会が伊藤忠商事に対し質問書を送付
    • 2026年1月8日:伊藤忠商事が本質問書に書面で回答
    • 2026年1月9日:本特別委員会が伊藤忠商事と質疑応答を実施

2026年1月下旬〜2月下旬(買付価格をめぐる複数回の協議・交渉)

  • 価格交渉の開始と複数回の提案: 伊藤忠商事と伊藤忠食品および本特別委員会は、本公開買付価格に関して複数回にわたる交渉を重ねました。伊藤忠商事からの提案に対し、伊藤忠食品側は繰り返し価格の再検討や大幅な引き上げを要請しました。
    • 2026年1月16日(第1回提案):伊藤忠商事が買付価格 9,611円 を提案 → 伊藤忠食品・本特別委員会は「不十分」として再検討を要請(1/20)
    • 2026年1月23日(第2回提案):伊藤忠商事が買付価格 10,046円 を提案 → 伊藤忠食品・本特別委員会は「不十分」として再検討を要請(1/27)
    • 2026年2月2日(第3回提案):伊藤忠商事が買付価格 10,950円 を提案 → 伊藤忠食品・本特別委員会は「不十分」として再検討を要請(2/2)
    • 2026年2月9日(第4回提案):伊藤忠商事が買付価格 11,820円 を提案 → 伊藤忠食品・本特別委員会は「不十分」として再検討を要請(2/9)
    • 2026年2月16日(第5回提案):伊藤忠商事が買付価格 11,858円 を提案 → 伊藤忠食品・本特別委員会は「大幅な引き上げ」を要請(2/16)
    • 2026年2月18日(第6回提案):伊藤忠商事が買付価格 12,100円 を提案
    • 2026年2月19日(第7回提案):伊藤忠食品・本特別委員会は「大幅な引き上げ」を要請 → 伊藤忠商事が買付価格 12,550円 を提案
    • 2026年2月20日(第8回提案):伊藤忠食品・本特別委員会は「大幅な引き上げ」を要請 → 伊藤忠商事が買付価格 12,900円 を提案
    • 2026年2月22日(第9回提案):伊藤忠食品・本特別委員会は「更なる引き上げ」を要請 → 伊藤忠商事が買付価格 12,960円 を最終提案
    • 2026年2月23日(第10回提案):伊藤忠食品・本特別委員会は「更なる引き上げ」を要請
    • 2026年2月24日(最終提案):伊藤忠商事が買付価格 13,000円 を最終提案(最大限の価格) → 伊藤忠食品・本特別委員会は市場株価推移を踏まえ再検討を要請 → 伊藤忠商事が更なる引き上げは困難と回答 → 伊藤忠食品・本特別委員会が13,000円に応諾

2026年2月下旬

  • 最終合意と公開買付け決定: 本特別委員会は、本取引の目的の正当性、取引条件・手続の公正性を認め、伊藤忠食品の取締役会が公開買付けに賛同し応募を推奨することが適切である旨の答申書を提出。これを受け、伊藤忠食品取締役会は賛同意見を表明し、FMDIは公開買付けの実施を決定しました。
    • 2026年2月24日:本特別委員会が本答申書を提出
    • 2026年2月24日:本特別委員会がプルータス・コンサルティングから株式価値算定書とフェアネス・オピニオンを取得
    • 2026年2月25日:伊藤忠食品取締役会が本公開買付けへの賛同意見表明と応募推奨を決議
    • 2026年2月25日:FMDIが本公開買付けの実施を決定

上記は公開買付届出よりgemini抽出

企業情報の詳細

株主構成

株主名

比率(%)

伊藤忠商事

52.46

日本カストディ銀行

6.42

日本マスタートラスト信託銀行

5.24

味の素

2.67

アサヒビール

2.34

みずほ信託銀行退職給付信託みずほ銀行口再信託受託者日本カストディ銀行

1.39

日本カストディ銀行

1.00

BNYMSANV RE BNYMIL RE WS ZENNOR JAPAN EQUITY INCOME FUND

0.96

伊藤忠食品従業員持株会

0.84

はごろもフーズ

0.69

データ: 公表前直近の有報(25年6月20日提出)より

株価指標

  • 時価総額: 1,596億円
  • PER: 19.4倍
  • PBR: 1.4倍